Ryu ambe Chigasaki/Artist

From Chigasaki To the World

茅ヶ崎が生んだ若きアーティスト/幼少期に見た海外のアニメーションに影響を受け、SNSをきっかけに国内外で高い評価を得て一躍人気のキャラクターデザイナーとなったRYU AMBE。未だ知られざる彼の原点と本音を聞いてみた。

キャラクターの原点は海外のアニメーション

湘南エリアに住んでいると、度々目にするアートがある。70〜80年代のアメコミを彷彿とさせる、ジョークを混えたユニークなキャラクターたち。色使いも絵のタッチもどこか懐かしい雰囲気を漂わせているが、それが湘南という街や空気感と絶妙にマッチしている。それらはすべて茅ヶ崎が生んだ若きアーティスト、RYU AMBE氏によって描かれている。
浅草生まれ、茅ヶ崎育ちのAMBE氏は現在28歳。絵を描き始めたきっかけは意外なことだった。「以前やっていた仕事がデスクワーク中心だったんですけど、電話応対 とかそんなにやることがなくて暇な時間が多かったんです。それで、メモ帳にずっと落書きをしてたんですけど、当時つき合ってた彼女にインスタグラムとかで人に見せてみたらって言われて、それから本格的に描き始めました。実際それで人に見せたらすごい反応がよかったんですよ」
AMBE氏のイラストの魅力は、アメリカンテイストを含んだコミカルで個性豊かなキャラクターたちだ。『トムとジェリー』の作者であるハンナ・バーベラに影響を受けたと聞いて納得。「幼少期に『トムとジェリー』みたいな海外の5分間アニメをケーブルテレビでずっと見てたんです。それがたぶんインプットされちゃったんでしょうね」無意識のうちに見ていたものが染みつき、自身の中で大きく育っていった のだろう。今では多くの人を魅了し、それが現在のAMBE氏の活躍へとつながっている。

小さいときにひたすら見てた海外の5 分間アニメーションが自然と原動力になってる

地元、茅ヶ崎を飛び越え海外での活躍を目指す

茅ヶ崎が地元のAMBE氏。その印象を聞いてみると、「昔から変わらない居心地のいい場所」と答えてくれた。その“居心地のいい場所”で現在も精力的に活動をしている。AMBE氏の作品は、主に茅ヶ崎を中心とした湘南エリアのカフェや不動産屋などのウォールアート、地元のお店とのコラボアイテム、AMBE氏自身の個展などで見られる。茅ヶ崎商店会のサザン神社に行けば、えぼし岩を模したユニークなペイントも見つかるだろう。地元を題材にしたイラストもAMBE作品最大の特徴だ。
また、茅ヶ崎の好きなとことして「自然があるとこ。とくに海があるのがいい」と言うように、サーフィンを趣味としているAMBE氏。茅ヶ崎っ子らしい顔が伺える。 最後にAMBE氏の目標を聞いてみた。「やっぱりアメリカとか海外に行って活動の場を広げたいですよね」彼の視線はすでに地元を越え、海の向こうを捉えている。幼い頃、海外作品に魅せられた青年が世界的に名を馳せる日も近いだろう。

Photo Galley

お問合せ

Mail:childishmindd@gmail.com
IG:@ryuambe

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