昭和28年創業、伝統ある茶園の挑戦は今も続く
「秦野でお茶が作られているの?」と驚く人もいるだろう。実は秦野市は茶の栽培に適した山間地であり、味と香りのいいお茶ができるのだそう。この秦野のお茶を広めようと、次々に新しい試みに挑戦しているのが『高梨茶園』だ。「あまりお茶を淹れない若い方にも、秦野のお茶を発信していきたくて」と話すのは四代目の高梨晃さん。全国手もみ茶品評会で1等に入賞する確かな技術を持つ一方、市内の店舗や企業とコラボし、和紅茶やようかん、ジェラートなどの商品開発にも積極的に取り組んでいる。10月には高梨茶園のお茶を使用した秦野初のクラフトビール「HANOCHA(ハノチャ)」も発売された。おしゃれなパッケージのお茶とともにお土産にしても喜ばれそうだ。