小田原市 S邸R+house茅ヶ崎　松尾建設

自宅で過ごす時間が長くなったことで、家族が過ごしやすい住まいが求められている。家の性能や住み心地への関心が高まる一方、自分たちの暮らしに合う間取りやデザインに悩む人もいるようだ。『R+house』では、「アトリエ建築家」と呼ばれる設計士と地元に精通した工務店を紹介する独自のしくみを採用することで、こうした悩みを解消している。丁寧なヒアリングからエキスパートたちが提案する住まいには、ひとつとして同じものはない。今回は『R+house茅ヶ崎（松尾建設）』で家を建てたSさん家族に、家づくりと住み心地について話していただいた。

松尾建設×アトリエ建築家との印象的な家づくり

お子さんの小学校入学をきっかけに家づくりをはじめたSさん家族。展示場に足を運んで話を聞くかたわら「エコな家」という視点で情報収集をしていたときに出会ったのが松尾建設だった。「まずは資料請求をして、その後実際にお会いして。家に関するあれこれを聞いたり、相談したりするなかで松尾建設さんにお願いしようと決めました」と夫妻は当時を振り返る。続いて始まったアトリエ建築家とのプランニングはとても印象的だったようだ。「まずは私たち家族についてのヒアリングが行われたんですが、60個くらい質問されましたね。どういう生活をしているかとかライフスタイルや好み・希望など、家だけでなく暮らし方までさまざまな質問がありました」と話すのは奥さま。Sさん家族の希望は、自然素材を使ったあたたかみのある家。シンプルですっきりとしたデザインと、家族が暮らしやすい動線も譲れないポイントだった。こうした希望をすべて組み込んで生まれたのが、現在のSさんのお宅。「実はこの家は最初に提案いただいたプランから、ほとんど直していないんです」と夫妻は話す。プランを確認した当初は、ベランダなど「あって当たり前」だと思っていた設備がないことに驚きもあったというが、アトリエ建築家と話すうちに自然と納得がいったそう。何でもはっきりとした意見と提案がもらえるので楽しかった、と満足気に笑うのは奥さま。隣ではご主人も微笑み、家族全員が大満足の様子だ。

シンプルで美しい家には、生活を楽にする数々の動線が

床や建具、柱、天井などあちこちに木材を使用し、柔らかい雰囲気に満ちたリビング。そこにはいつも家族が集まり、明るくにぎやかな光景が広がっている。この家に住み始めてから2年が経つが、機能・設備ともに過不足なく暮らせているという。「実際に暮らしてみて不便だなという場所はひとつもありません。『これはいらなかったな』と思う場所もないですね」とまで言い切る夫妻の姿からは家への満足と信頼が感じられる。希望していた生活動線についても、あちこちにSさん家族に向けた工夫が凝らされている。例えば玄関すぐの手洗いスペース。帰宅時には手を洗う、という習慣から設けられたこの場所は、ニューノーマルな生活で大活躍中。
〝洗う・干す・乾かす・しまう〟を集約するファミリーランドリーは、家事時短の強い味方であり、奥さまお気に入りの場所だ。部屋干しを中心にすると決め、専用の場所をつくったことで天気予報を気にしなくなったと笑う。「晴れだとか雨だとか気にせずにいつでも洗濯できますし、ここだけで全て完結するんです。家事を意識した動線で、毎日がとても楽になりました」。常に美しさと快適さを保っていられるのは、デザインだけでなく、生活しやすい工夫があるから。家族にとって必要なものだけを選んだ家は、シンプルで美しい。そんな当たり前のことを優しく語りかけてくれる家とともに、Sさん家族の生活は幸せに続いていくことだろう。