地元食材の魅力を再発見！食で湘南を満喫できるイタリア食堂

シンプルなイタリアの郷土料理をコンセプトに、2022年５月にオープンしたイタリアン。オーナーシェフの高松さんは、本場イタリアをはじめ、横浜や都内で20年以上の経験を積んだ確かな腕の持ち主。経験とともに培った目利きで、湘南をはじめ県内各地の「いいもの」を選りすぐり、旬にとことんこだわった料理を提供する。

「湘南周辺はとても食に恵まれたエリアだと思います。そのままでも美味しい食材の魅力を料理でもっと引き出して、お店と食材両方の魅力を発信していくことができれば」と高松さん。メニューに生産者の名前を記載しているのも、そうした気持ちの表れだという。今回いただいたのは「やまゆり牛とみやじ豚のイタリア食堂ハンバーグ」。つなぎは使わずに肉らしさを楽しむ一皿だ。絶妙な火入れ加減と塩加減、臭みのなさには、さすがと唸るしかない。あちこちにひと手間が加えられていることが容易に想像できる。こうしたひと手間は前菜やスープにも。豊富なメニュー、素材の味を活かした味付けなどすみずみまで気が配られていて、町イタリアンの域を超えているのではないかと思うほどだ。

高松さんは地域に愛される食堂を目指して、今日も腕を振るう。曰く、本場イタリアの食堂は「肩肘張らずにご飯が食べられる自由な場所」なんだそう。「日本だと敷居が高いと感じる人も多いと聞きますが、本当はもっとラフで気楽な場所。それぞれが思い思いに食事やお酒を楽しむ、そんな光景がここでもたくさん見られるといいなと思っています」。