人との出会いやつながりが活きて また新しい何かに出会えるのが嬉しい Yoshi Sislay ヨシシスレー

旅の中での経験からアーティストへ 思い出した描くことの楽しさ

空間とインスピレーションから下書き なしで作品を描き上げるアーティスト・ Yoshi Sislay 。現在はバルセロナを拠点 とし、国内外問わずアーティスト活動を 行っている。その作品からはユーモアや ハッピーさが感じられ、その力強くもあ たたかいスタイルでファンを増やし続け ている。小学生の頃から絵を描くことが 好きだったという Yoshi Sislay 。授業中 にこっそり漫画のキャラクターを落書き していたこともあると笑う彼は、学校卒 業後、すぐに絵の世界に飛び込んだわけ ではない。バックパッカーとして 30 ヵ国以 上を旅する中で、ロンドンでの経験がアー ティストとしてのはじまりだった。
「バーでお客さんがそれぞれ仕事につ いて、いきいきと話しているのを聞いて、 自分も何かしなくちゃいけない!と思っ たのがきっかけでした。」何かを成そうと イベントのオーガナイズをはじめ、フラ イヤーやポスターを描いていくうちに、 そのセンスあふれるイラストが評判を呼 ぶことに。
「見てくれた人が『いいじゃん!』と言っ てくれるようになって、それが気持ちよ くなっていったんです。その時、子どもの 頃はよく落書きしていたことを思い出し て … 。やっぱり絵で勝負していこうと思い ました。」
1軒の店舗からはじまった Yoshi Sislay の快進撃
フランクミューラーをはじめ、多くの ブランドとコラボするほどの人気アー ティストのターニングポイントは、バル セロナの街のお店に描いた壁画アート だったという。友人のお店に描いていた ところ、周囲のお店からリクエストが集 まり、10 件ほどのお店に描いたそう。 Yoshi Sislayの絵で埋まった一帯は、 見る人の心を動かすほどの力を放ってい た。これをきっかけに仕事の依頼が舞い 込み、人とのつながりが広がっていった と彼は笑う。
4月に銀座のカーギャラリー「 G735 Gallery 」で行われた個展も、関係者の 方がバルセロナを旅行していた際に Yoshi Sislay のパフォーマンスを見たこ とから実現につながった。オープニング パーティーでは、真っ白なビートル一面に イラストを描くというパフォーマンスも あり、個展は大盛況のうちに終了。偶然 とフィーリングを楽しみながら、思いも よらぬ形に昇華してしまう彼の人柄は 作品とそっくりだ。
現在、 LONCAFE 江ノ島本店では Yoshi Sislay 壁画アートを楽しめる他、 原画やコラボグッズも販売しているので ぜひこちらもチェックして欲しい。  多くの人と関わりあいながらつながっ ていく輪は、今後ますます大きくなって いくだろう。その先に待っている可能性や 発想に、誰よりもYoshi Sislay自身がわくわくしているに違いない。

Photo Galley

Yoshi Sislay (ヨシ シスレー)

ヨシシスレーは1974年大阪生まれで30カ国以上の旅をし、 シカゴ、ロンドンでの長期滞在を経て2003年よりバルセロナに居を構えている。 下書き無しで描かれる彼の絵は、自己の経験・感覚・責任を基に その場、 その場のフィーリングを大切にしながら自由に描かれている。 枠にとらわれないオリジナリティー溢れる絵として ヨーロッパで認知されファンが増え続けている

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