地元民も観光客も魅了！北鎌倉の名店でゆったりとしたひとときを

北鎌倉を代表する人気カフェレストラン『ブラッスリー航』が９月７日、北鎌倉駅から徒歩５分ほどの住宅街の中に移転リニューアルオープンした。築60年の日本家屋を改築した店舗は、懐かしさとモダンさにあふれ、やわらかな雰囲気に満ちている。

オーナーシェフの橋本航季さんは、以前は建築関係の仕事に就いていたというユニークな経歴の持ち主。興味のあった建築と料理を天秤にかけ、一度は建築の道に進んだものの、料理への熱意は冷めず自身の店舗を持つことを決意。独学で料理を学び、見事その夢をかなえた。「そんな背景もあり、改装は僕が中心となって行いました。当時から付き合いのある業者さんたちのおかげで、こだわりを詰め込んだ素敵なお店になりました」と橋本さん。なかでも趣のある縁側と、杉の一枚板のカウンターは大のお気に入りだという。

橋本さんのこだわりは内装だけでなく、当然ながら料理にも。地産地消をモットーに、旬の鎌倉野菜など厳選した食材を使用した料理の数々は多くの人を喜ばせている。例えばランチセットの「アボカドピュレのエクレア」もそのひとつ。サクサクに焼き上げたエクレアの中にはアボカドと玉ねぎ、オリーブのピュレがたっぷり。エクレアの歯ざわりと香ばしさに続き、濃厚なアボカドの味わいを堪能できるオリジナルメニューだ。添えられた鎌倉野菜のグリルも素材の味がしっかりとしていて、「脇役」と言うにはもったいないほど。