ピクニックやハイキングを楽しめる市民の憩いの場

春はサクラ、秋は紅葉が美しい『源氏山公園』。「かながわの公園50選」に選定されているこの公園は、広々としていて自然豊か。お花見やピクニックで利用している姿も多く、市民に愛されている場所だ。中央広場には源頼朝の鎌倉入り800年を記念した銅像がたてられていて、公園の脇には国指定史跡の仮粧坂がある。園内にある「葛原岡神社」は、明治20年に創建された神社。開運の神様・学問の神様として有名だが、最近では縁結びを願って訪れる人も多いのだとか。由比ガ浜の桜貝を使用したお守りや、ハートの形の絵馬が人気だそう。

境内にあるこもれび広場には、テーブルとベンチがあるので散策の途中にお弁当を広げてホッと一息つける。源氏山公園にはさまざまなルートで行けるが、体力に自信のある人は浄智寺の脇道から続いている葛原岡ハイキングコースがおすすめ。ハイキングと紅葉狩りが同時に楽しめる。駅の近くからスタートでき、歩行距離が比較的短いためハイキングコースは初心者でも挑戦しやすい。とはいえ、起伏が多く木の根が張った本格的な山道を進むので油断は禁物。紅葉の時期は混みあうことも予想されるので、時間に余裕を持って焦らず進もう。そのまま、大仏ハイキングコースに進むと長谷の高徳院に行き着く。自分のペースでゆっくり散策して、秋の景色を楽しんでほしい。